ホリスティック豆知識Blog

2020年08月12日(水)

豆知識

シニア期に増える病気に、『ハーブ』でできること

犬と草原

シニア期の犬や猫と暮らすオーナー(飼い主)は、「以前より少しずつできないことが増えていく」「なんとなく老いを感じる」といったことにさみしくもあり、愛おしくもある、といったところでしょうか。でも当人の動物たちは、それを悔んだりせずに、今を受け入れて1日1日を過ごしています。

 

歳をとると、新陳代謝が衰えて、細胞1つ1つの老化が進み、それによって臓器のはたらきが低下し、病気に発展するケースが多くなります。また、ある栄養の不足が長年つもり重なった結果発生する慢性疾患も、シニア期に多くみられます。

 

また、当講座のグループ企業が行う「愛犬健康相談」では、13歳以上の高齢犬の相談は約3割と最多で、そのご相談内容で多いのは、膵臓・肝臓・心臓などの疾患と食事に関することです。やはり、シニア期と病気は切っても切り離せない関係のようです。

 

年齢にともなって増える病気の予防や、悪化を防ぐためにオーナーとしてできることは

◎できるだけ早い時期から、パートナーに合わせた食事の計画を立てること
◎さらなる身体の機能低下や組織の老化を防ぐために充分な栄養を与えること


です。いつ始めても、遅すぎることはありません。

 

そこでおすすめなのが、食事にハーブを活用すること

特に慢性疾患の場合、有効成分が穏やかに取り入れられるハーブは、薬よりもゆっくり対処してあげられることで、効果的に働く場合があります。

 

シニア期の疾患に対して、ハーブでできることを一部ですがご紹介します。

 

(※病気によっては通常の西洋医学の方が効果的な場合や、ハーブでは手に負えない深刻な疾患もありますので、すでに病気を発症している場合は、獣医師や専門家の指導に従ってください。)

 


1.栄養補給に

栄養補給の目的で使えるハーブとして「ネトル」「ガーリック」などがあげられます。
ガーリックは消化器系に負担がかからないよう注意して与えましょう。

ネトル

Nettles2

イラクサ科、開花前の葉と茎を使います。
豊富なビタミンやミネラルを含み、栄養豊富なハーブです。肝臓や腎臓、消化器官に負担をかけずに効果的に消化吸収できます。手作り食にも加えるとよいでしょう。

 

ガーリック

Garlic2

ご存知「にんにく」です。球根を使います。
たくさんの栄養素を含むハーブです。免疫力を高める作用や肝臓強化作用もあるので、高齢の動物にはすばらしい多機能強壮薬となります。健康なパートナーの食事にも適度にガーリックを補うとよいでしょう。


※注意

・「これまでに貧血を起こしたことがある場合」「手術前や異常出血がある場合」「生まれたての子犬」には与えてはいけません。
・食べさせた後は、動物の歯茎の色をよく観察し貧血を起こしていないかチェックしてください。健康な歯茎はきれいなピンク色ですが、貧血症状を起こしはじめると白く変わってきます。胃腸の不調や行動の変化もよく観察しておきましょう。
・猫はガーリックの副作用にずっと敏感なので、より細やかな注意と配慮が必要になります。嫌がったら無理に食べさせてはいけません。

 

2.消化器・肝臓のサポートに

私たちと同様に、環境公害や有害な食品などの老廃物にさらされ続けているパートナーが、加齢とともに臓器が衰えていくのは無理もないことです。肝臓や消化器系の機能を高めるには、今の代謝能力に応じた食事に変えていく必要があります。


さらに、消化酵素や穏やかな肝臓強壮作用のある「ダンデライオン」「バードック」などを与え、消化をよくし、老廃物を排泄できるようにしておきましょう。これらのハーブは胆汁や消化酵素の分泌を増やし、排便を促してくれます。


また「マシュマロウ」の根には抗炎症作用があり、腸の粘膜を保護しながら、腸壁を滑らかにするので排便が楽になります。

ダンデライオン

Dandelion2

たんぽぽとしておなじみの、キク科の植物。葉、茎、花、根を使います。
ダンデライオンの根には穏やかな肝臓強壮作用や、利胆(胆汁分泌・排出促進)作用があります。

※注意
胆道閉塞などある場合は使用せずに医療機関を受診しましょう。

バードック

Burdock2

日本では「ごぼう」と呼ばれるキク科の植物で、根を使います。

すぐれた肝臓の強壮剤で、肝機能障害にも腎機能障害にも使用できる穏やかなハーブです。老廃物や毒性物質、コレステロール、塩分などを排泄する作用があります。

マシュマロウ

Marshmallow2

アオイ科の植物で、根を使います。
根の粘液による粘滑作用で皮膚や内部粘膜を保護し、炎症の治療サポートに役立ちます。
特に尿路結石が原因で起きる泌尿器の炎症や、食べ物によって悪化する消化器系の潰瘍や炎症などの疾患にも役立ちます。

 

3.循環器系のサポートに

心臓疾患には、毎日「ホーソンベリー(ホーソンの果実)」のサプリメントを与えます。
肢や耳・尻尾の血行不良には「イチョウ」が有効です。

ホーソン

Hawthorn2

バラ科の植物で、実、花、葉芽を使います。
安全で効果的な心臓や血管の天然強壮薬です。含有成分のフラボノイドは心筋をストレスから守ります。
高齢の動物やうっ血性心不全や手術後の機能障害など、慢性心臓疾患のサポートにも役立ちます。

イチョウ

Ginkgo2

みなさんおなじみのイチョウ科の植物。葉を使います。
脳や耳、手足などの毛細血管の血行をよくし、血管を強く丈夫にし、柔軟性や弾力性を持たせます。
中高齢の慢性うつ病や行動異常、アルツハイマーや認知症対策にも。


※注意
・一般に安全ですが、血小板凝固を抑制する作用があるため、血液を薄める作用のある医薬品を服用しているときや血液凝固疾患、出血がひどいときには使ってはいけません。また手術前や、手術後完全に出血の危険性がなくなるまで使わないようにしましょう。
・健康な場合も過剰に与えると、落ちつきをなくしたり下痢や吐き気を引き起こしたりすることがあります。
・妊娠中や授乳中にも与えないでください。

 


 

いかがでしたか?

ここで紹介したハーブは、特定の効能だけを紹介していますが、1つのハーブにはたくさんの成分が含まれていて、他にもいろんな効能があるんです。その他のたくさんの効能や、食事への取り入れ方、与えるときの量や頻度の注意点は、ホリスティックケア・カウンセラー養成講座で詳しく学べます。

 

こちらもチェック

これ1つで何役も!ハーブの万能薬カモミール

アロマから食事まで。ペットのために植物の力を使い倒す「フィトセラピー」

春に多い犬の健康トラブルを『ハーブ』でケアする方法

 

ホリスティックケア・カウンセラー養成講座

スキルアップ専門講座

ホリスティックケア・カウンセラー養成講座とのお得なセット受講、あります。

ホリスティック豆知識トップへ戻る

タグ一覧