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2020年07月22日(水)

豆知識

精油(エッセンシャルオイル)って面白い!

 

私たちの生活にすっかり身近になったアロマテラピー。


【アロマ:芳香】【テラピー:療法】のことで、心身の健康に役立ち、生活を楽しむものとして親しまれています。また最近は動物に対して癒しや楽しみを目的として行うアロマテラピーも身近になっていますね。

今回は、アロマテラピーで使う「精油」について解説します。

 

精油の性質

精油は、ハーブ(芳香植物)と呼ばれる約3,500種類の植物のうち、約200種類の植物から採取されます。
植物にまんべんなく含まれているのではなく、特殊な分泌腺と呼ばれるところで合成され、その近くの細胞組織内の小さな袋(油胞)の中に存在しており、植物により抽出部位が違います。

具体的には、【花、果皮、樹皮、根、種子、樹皮】などから抽出され、有効成分を高濃度に含有しています。

 

植物にとっての精油の働き

ハーブ

では、精油は「植物にとって」どんな働きがあるのでしょうか。さまざまな説がありますが、こんな働きがあると言われています。

・香りにより、昆虫や鳥を引き寄せる「誘因効果」
・虫や鳥を避け、苦味によって採取されるのを防ぐ「忌避効果」
・カビや有毒な菌が、植物に発生するのを防ぐ効果
・汗のように、強い太陽の熱から身を守る効果

 

精油の性質

私たちは「精油ならではの性質」をいかして、アロマテラピーを楽しむことができます。


・香りがある:芳香性
・空気中に放置しておくと、全て蒸発する:揮発性
・水には溶けにくく、油によく溶ける:親油性(脂溶性)

この特徴があるから、キャリアオイルで希釈してマッサージに使ったり、部屋で香りを楽しんだりすることができるのですね。

 

精油は「油脂」ではない

「油」という字がついていますが、精油は油脂ではなく、天然の化学物質が数十から数百種集まってできた「有機化学物質」です。例えば、有名なラベンダーは800種もの成分が明らかになっています。

その成分には、香りや抗菌作用、抗ウィルス作用、鎮静、鎮痛効果など、さまざまな働きがあります。それらに人の手が加えられず、自然の中で絶妙なバランスが保たれることで、植物の恵みとして人間や動物に役立つよう働いてくれるのです。

ただ、それらの成分の中には有益なものもあれば、微量ですが身体に害を与えるものも含まれています。そのため、精油の良さを最大に活かすためには、精油に対して適切な知識を得て、安全に取り扱うことが必要です。

 

ストレス社会の現代。オーナー(飼い主)のストレスはパートナー(愛犬)にも影響を与え、パートナー自身もストレスを感じているかもしれません。精油を正しく理解し、パートナーと一緒にアロマテラピーを楽しんでみませんか。

 


ホリスティックケア・カウンセラー養成講座では、アロマテラピーの基礎知識、愛犬とのアロマテラピーの楽しみ方や注意点などを学ぶことができます。

 

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