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2021年01月29日(金)

豆知識

シニア犬を学ぼう1『シニア犬の身体の変化を知っておくといいこと』

人も犬も加齢に伴って、様々な変化が現れることは皆さんご存知だと思います。

例えば、


・目が見えにくくなる
・耳が聞こえにくくなる
・散歩の時間が短くなってきた
・白っぽい毛が増えてきた


このような変化は飼い主さんも気づきやすく「年を取ったな」と感じるかもしれません。一方、体内で起こる変化はどうでしょう?

例えば、

・免疫機能の低下
・消化機能の低下
・ホルモン分泌の減少

これらは、表面化されにくい変化はなかなか気づくことができません。
またシニア期に多い疾患も、気づきやすいものもあれば、病気が進行しないとわかりにくいものもあります。


では、このような変化に対して、私たちは何もできないのでしょうか。

いいえ、違います。

シニア期に起こりやすい犬の身体の変化や病気について理解することで、シニア犬に対して配慮できる内容に気づけたり、病気を抱える飼い主さんの気持ちが理解できたりするからです。

 

ここでは、「シニア犬介護コース」のテキストで学べる、シニア期の身体の変化のひとつ『筋力の低下』についてご紹介します。


筋力の低下

症状: 痩せてきた、散歩に行きたがらない、後肢が震える、フローリングで肢が開いてくる、長時間立っていられない

原因: 高齢になることで代謝が落ち、筋力や筋肉量が低下します。活動量が減ることで皮下脂肪は増加し太りやすくなります。


関節や腰に変性や疾患を持っている場合も同様に、活動量が低下する傾向があるので注意が必要です。また神経の疾患や腫瘍性疾患でも痩せてくることがあります。

年を取ったら、筋肉が低下するのは自然なことです。しかし、放っておくと筋肉はどんどん低下していきます。でも筋肉があるうちに、維持できる工夫を考え実践することで、筋肉が低下するスピードを緩やかにすることができます。

また、老化と思っていた変化が、病気の症状の表れである場合もあります。気になることがあったら、早めに獣医師に相談することも忘れてはいけません。


シニア犬の身体の変化や病気の有無には、個体差がありますが、どんなパートナー(愛犬)であっても、身体が不自由になったり、病気になったりするリスクは抱えています。介護が必要になるかどうかはわかりませんが、シニア期に見られる身体の変化や症状、シニア期に多い疾患の特徴を知ることで、今できること、今必要なことに気づくことができます。

 

「介護に必要な知識」を得ることで、これからのシニア期を「愛犬らしく生きる」方法を見つけてあげませんか?

 

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