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2021年03月25日(木)

豆知識

アロマテラピーで心を簡単リフレッシュ

 

春風が心地よく感じられる季節になりました。新しい環境で新生活がスタートするという方も多いのではないでしょうか。

寒い冬から温かい春を迎えると、身体も気持ちも前向きな気分になる方がいらっしゃる一方、どこか身体も心もだるい、スッキリしないと感じていらっしゃる方も実は多いのではないでしょうか。そしてそんな飼い主(オーナー)の気持ちが、どことなく愛犬に伝わっているように感じることも。


そんな時こそ、香りの力を借りて気持ちをリフレッシュ。またはしっかり休めるようにリラックスできるように導いてみませんか?


アロマテラピーとは

「アロマ」は芳香、「テラピー」は療法で芳香療法と訳されます。
主に精油(エッセンシャルオイル)や芳香蒸留水(ハーブウォーター)を活用した植物療法の1つです。精油には植物が持つ有効成分が凝縮されており、有益な成分がたくさんある一方、刺激が強すぎたり場合によっては有害な成分が含まれていたりする場合もあるため、正しく選んで、正しく使うことが重要です。特に人より身体が小さな犬や猫※に活用する場合は、注意すべきポイントがいくつかありますので、最低限以下のことは覚えておきましょう。

 

※当講座では猫に対する精油を使ったアロマテラピーは推奨していません。以下は犬にアロマテラピーを行う場合の方法です。


気持ちを明るくしたい時にお勧め 愛犬と楽しむ時にお勧めの精油

オレンジ、ベルガモット、グレープフルーツ、ネロリ、ローズなど

 

心を落ち着かせたい、リラックスしたい時にお勧め 愛犬と楽しむ時にお勧めの精油

ラベンダー、ローマン・カモミール、サンダルウッド、ネロリ、イランイラン、クラリーセージ、スイートマージョラムなど


手軽に香りを楽しむ方法として、アロマディフューザーやアロマランプ、アロマストーンを使った芳香浴がお勧めです。手軽にはじめたい方はお湯をそそいだマグカップ(動物が舐めないように注意)に精油を垂らして香りを楽しむことができます。

 

犬にアロマテラピーを行うときの注意点

犬部屋寝そべる

1.精油を用いるタイミング

犬の嗅覚が人より優れていることは有名な話ですが、香りと出来事(経験)を結びつけて記憶していることはあまり知られていません。緊張を和らげたいからと、緊張している最中にはじめてリラックス系の精油の匂いを嗅がせても、あまり意味がありません。
まずは愛犬の体調がよく、リラックスしている、安心している、楽しんでいるといったプラスの状態のときにアロマテラピーを用いることからスタートさせましょう。

2.犬に使える精油・使えない精油を把握する

人間のアロマテラピーとしては使用できる精油であっても、動物への使用は避けたほうがよいものがあります。また使用可能な精油であっても、個体差や体調によっては使用しないほうがよい場合があります。特に子犬やシニア犬、妊娠中、既往症のある場合は人も動物も、アロマテラピーを行わない方が良い場合や、使用できる精油の種類が限定されます。使用する精油は事前に情報を収集し、わからない場合はアロマテラピーに詳しい専門家へ相談してから使うようにしましょう。
また健康な場合でも、はじめのうちはごく少量から使用し、パートナーの様子をよく観察しながら徐々に慣らしていくことを心がけると良いでしょう。

3.パートナー(愛犬)が好むにおいを使用する

犬も人と同じように香りには好みがあります。またその日の体調や気分によって、好むニオイは変化します。好きな香りは自ら寄ってきてそのニオイをもっと嗅ごうとしますが、嫌いなニオイや苦手なニオイは近寄ろうとしなかったり、その場から立ち去ろうとします。もちろん嫌なニオイでリラックスすることはできませんので、精油を選ぶときは飼い主の好みだけでなく、パートナーが好むニオイを選びましょう。

万が一、うろうろ歩き回る、過度によだれをたらす、クンクン鳴きだす、具合が悪そうなど、いつもと様子が違う場合はただちに使用をやめ、すぐに換気をします。愛犬の体調が戻らない場合はすぐに動物病院を受診しましょう。

 

まとめ

パートナー(愛犬)と一緒にリラックス・リフレッシュできるアロマテラピーは、正しく使うことで心の健康をやさしくサポートしてくれます。ただし言葉が話せないパートナーへの利用は人以上に注意が必要です。また精油の使用は人と同様に自己責任となりますので、正しい知識を身に着けて、安心して楽しむことで、パートナーと一緒に有意義な時間をお過ごしくださいね。

 


ホリスティックケア・カウンセラー養成講座では、アロマテラピーの基礎知識、愛犬とのアロマテラピーの楽しみ方や注意点などを学ぶことができます。

 

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