ホリスティック豆知識Blog

2021年05月31日(月)

学生さんへ

知っていると得するハーブの豆知識 『フラックス』

学生の皆さん、こんにちは。ホリスティックケア・カウンセラー養成講座、事務局の日笠です。

本コーナーでは、ペット業界を目指す学生さんにおすすめの情報をお届けします。

 

知っていると得するハーブの豆知識

テレビやSNSでも話題になっているハーブ。
ハーブと聞くと、体によさそう、オシャレな感じという印象がある一方、
あまり馴染みがない、飲みにくそう、難しそうというイメージをお持ちの方も多いようです。

では、犬や猫にとってハーブはどんな存在でしょうか?
野生動物であれば、身近に様々なハーブがあり、彼らは本能的にいつどれを食べれば良いかがわかっていると言われています。
実は犬や猫にとっても、ハーブは身近な存在。健康志向の高い飼い主(オーナー)が増えたことから、ハーブを配合したペットフードやサプリメント、おやつなどたくさんのペット用品が販売されています。ペットに関わる仕事をする人であれば、避けて通れないほどに。

では、身近なハーブにはどんなものがあるのでしょうか?本日はフラックスについて、ご紹介しましょう。

 

フラックス(亜麻仁)

学名: Linum usitatissimum

科名: アマ科

使用する部位: 種子(フラックスシード)

主な薬効: 栄養補給、抗炎症作用、緩下作用、抗酸化作用

 

亜麻仁油やフラックスシードオイルの名前で有名なオイル(油)ですが、これも犬猫に使える有名なハ-ブの1種です。

瓶やソフトカプセルに入った形で販売されており、オーナーと一緒に使えるオイルとして、手作り食ユーザーを中心に人気があります。

フラックスシードオイルは不足しやすい必須脂肪酸であるn-3系脂肪酸のα-リノレン酸が豊富に含まれています。
α-リノレン酸は、健康な脳や肝臓、心臓、免疫系の発達と維持に、また炎症を抑制する作用にも欠かせませない栄養素です。

ただフラックスシードオイルにも含まれるα-リノレン酸は、体内に摂取した後でEPA、さらにDHA へと変換されないと体内で利用できませんが、この変換作業ができない動物が多いということもわかってきました。

特に、犬や猫のような肉食動物は、魚由来のn-3系脂肪酸をダイレクトに摂取したほうがEPAやDHAがダイレクトに摂取することができるという点でおすすめです。

 

【注意点】

フラックスシードオイルは熱に弱い、酸化しやすいという特徴があります。

人の場合は加熱時の油として使うのではなく、そのまま使えるサラダのドレッシング変わりに使うことが勧められています。
犬猫の場合も加熱調理には避け、食べる直前に食事にかけて食べさせるようにします。

また酸化は風味が悪くなるだけでなく、品質の劣化につながります。
高温多湿を避けるのはもちろんですが、開封後は早めに使い切ることを心がけます。

フラックスシードオイルはα-リノレン酸の含有量が多いものの、用途やパートナーの体質などによっては、別の選択肢を考えた方が良い場合も。
どのように活用するかを考えたうえで、活用してくださいね。

 

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