ホリスティック豆知識Blog
2017年12月20日(水)
ペット業界の現場で役立つ「ペットフード」の基礎知識
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今さら聞けないペットフードの常識
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日本で暮らす犬猫も高齢化社会になりました。その理由は獣医療の発展と栄養豊富なペットフードが普及した影響だと言われています。しかしその一方で、がんや慢性疾患などの病気で苦しむ犬猫が増えているという事実もあり、健康管理が複雑化してきているのも事実です。
ただ長生きするのではなく、犬や猫が健康に長生きするためにはどうすればよいのでしょう?
犬猫に関わる仕事をしていると、必ず耳にするペットフードの話題。実際、犬や猫を飼育している人の多くが、パートナーの食事にペットフードを選択しています。しかしペットフードと一言で言っても、種類やメーカーはさまざま。どのフードもラベルやメーカーのホームページを見ると犬猫の健康をサポートすると書かれており、こだわりポイントが羅列されています。
一見どれを選んでも健康によさそうですが、実際はどうなんでしょう?
日本では長年、ペットフードは飼料や食品ではないとされ、安全面に関する法律はありませんでした。そのため、安全性や品質に関しては国では管理しておらず、業界の団体任せだったのです。
このような歴史的背景を踏まえた上で、大好きな犬や猫を健康に導くペットフードを見つけるにはコツが必要です。
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ペットフードの特徴を知ろう!
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・ドライフード
・セミモイストフード
・ウェットフード
・冷凍フード
・フリーズドライフード
ペットフードには馴染みのあるものから最新のものまでさまざまな形態があります。これらには製造法の違いから、栄養学の視点や嗜好性の面でそれぞれ特徴があるため、そのポイントをしっかり抑えておく必要があります。
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ペットフードの選び方を知ろう!
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数あるペットフードの中から、質の高いフードを見分けるポイントを身につけることは、フード選びのアドバイスや食事のカウンセリングに欠かせない知識です。メーカーの広告やキャッチコピーだけに頼るのではなく、客観的に判断するポイントが理解できれば、自信をもって助言することができるようになります。
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ペットフード安全法を理解しよう!
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2009年に施行された愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律。法律で定められている内容を理解することで、ペットフードを正しく理解したり、注意して選んだりすることができます。
ペットのプロなら、ペットフードのことは何でもよく知っていると思われがち。でも基礎から正しい知識を身につける機会はなかなかありません。
基礎がわかれば、今よりもっとわかりやすくペットフードの説明ができたり、比較検討できたりと提案の幅が広がります。
ペット関連のお仕事をするなら、オーナーにもパートナーにも喜んでもらえるプロのノウハウをぜひ手に入れておきたいものです。