ホリスティック豆知識Blog

2017年01月06日(金)

豆知識

歯(お口)のチェックをしよう

こんにちは!HCC養成講座事務局の南です。

みなさんのワンちゃん、歯(お口)は健康ですか?
ワンちゃんの歯は、私たちの歯と違い、虫歯になりにくといわれています。
一体なぜでしょうか?
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虫歯が発生してしまうメカニズムは、私たちもワンちゃんも同じ。
「糖」を代謝してつくる「酸」。
この「酸」が歯の表面を溶かしてしまい虫歯になります。
ポイントは歯を溶かす「酸」の元となる「糖」があるかということ。
「糖」は、唾液に含まれる「アミラーゼ」がデンプンやグリコーゲンを分解する際に生まれます。
ということは、「アミラーゼ」がなければ「糖」が作られないということになります。

調べてみると・・・
人の唾液・・・「アミラーゼ」を含む→糖が産生される。
犬の唾液・・・「アミラーゼ」を含まない→糖が産生されない。
ワンちゃんが虫歯になりにくいのは、唾液に含まれる「アミラーゼ」が含まれてないからですね。

では、もっと怖い歯の病気「歯周病」。
虫歯同様、ワンちゃんはかかりにくいのでしょうか?

ワンちゃんが歯周病にかかる可能性はあります。

歯周病の発生には何が関係しているのでしょうか?
原因は歯垢の中に潜む細菌です。

ワンちゃんの歯垢を調べるとウンチと同じくらいの多くの菌が存在するそうです。
それらの菌が歯と歯茎の境目から歯の奥に侵入しながら増殖を続けます。
その結果、歯肉炎や歯周炎、さらには歯槽骨(顎の骨)を溶かします。
さらに進むと体内に入り、内臓疾患を引き起こす可能性があることが証明されています。
こうなると歯の問題ではなく命に関わる問題です。

そうならないために・・・

少しでも早く発見して治療できるように・・・

まずは健康な歯(お口)なのか・・・チェックしてみましょう。
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1つでも当てはまるものがあれば要注意です。まずはかかりつけの獣医師にご相談くださいね。

また、こうならないためにも口腔ケアをはじめましょう。
硬いおやつは、歯周ポケットまでケアすることができません。
また、歯がかけてしまう可能性もありますので、やはり一番のケアは「歯磨き」といわれています。

とはいえ、嫌がるワンちゃんに無理やり歯磨きをしても、もっと歯磨きが嫌いになるだけです。
口を触られるのが苦手な場合は、まずは喉や顎などワンちゃんがリラックスしていられる部位を歯ブラシやガーゼで優しくなでるところから始めます。
ごほうびをうまく活用して、徐々に口を触れるようにステップアップしていきましょう。
くれぐれも焦ってはいけません。飼い主さんもリラックスしてワンちゃんのペースで進めてくださいね。

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