ホリスティック豆知識Blog
2022年07月01日(金)
夏のやさしい愛犬ケア『おうちで部分シャンプー』のコツ
気温・湿度の高い夏。パートナー(愛犬)の身体の汚れ、こまめに落としたいですよね。
でも、ふき取るだけでは不充分…
そこで!「おうちで部分シャンプー」をマスターしてみませんか?
部分シャンプーのメリット ・愛犬の負担が少ない ・部分シャンプーに慣れたら、全身シャンプーへ挑戦できる |
ここでは、主にお散歩などで汚れた肢先を洗う場合の、2つの方法をご紹介。やりやすい方法を選んでくださいね。
スタート前の準備
・お風呂場の場合は、床に滑り止めのマット敷いてください。
・パートナーをお風呂場に連れていき、シャワーの音を聞かせましょう。音に驚くパートナーには、声をかけながら行います。
・被毛は水やお湯で濡らさず、乾いた状態でスタートしてください。
方法1 泡をかけて洗う
【1】手桶に、水やぬるま湯で薄めたシャンプー剤を必要量入れ、泡立てネット(スポンジ)で泡立てる。
【2】泡立ってきたら、汚れている部分に泡立てネットを使って泡をかける。
【3】乾いた被毛に泡をなじませるようになでる。この場合、強くこすらないことが大切です。
【4】泡のついた部分をすすぐ。
方法2 泡の中に肢を入れて洗う
【1】肢を入れやすい桶(中大型犬の場合は、浴槽など)に水やぬるま湯で薄めたシャンプー剤を必要量入れる。
【2】【1】の液の中に犬の肢を入れる。犬が滑ってバランスを崩さないよう声をかけながらゆっくりと行ってください。
【3】汚れている部分を、シャンプー液と汚れをなじませるイメージでなでるように洗う。ここでも強くこすらないことが大切です。(肢1本につき30~60秒程)
【4】桶から肢を出してすすぎます。汚れが強い場合はシャンプー液を新しく作り直し、二度洗いします。
ヒント・コツ
◆乾いた身体に、薄めたシャンプー液をつける理由は?
犬は細い被毛が密に生えていて、水をはじくようになっているため、水をかけても濡れにくく、肌まで濡らすには時間がかかってしまいます。効率よく短時間で濡らすには、シャンプーの界面活性剤の「濡れやすくする」という性質を利用して、乾いた被毛に水で薄めたシャンプー液を直接かけることが効果的です。なお、大きな固形の汚れ(糞便や泥など)が付着している場合は、汚れを取り除くために最初に洗い流します。
◆強くこすらなくてもよい理由は?
汚れはシャンプーの界面活性剤が落としてくれるので、汚れと泡をなじませるようになでるだけで汚れが落ちます。汚れが強い場合は、シャンプーの濃度を濃くしたり、汚れ落ちの良いシャンプーに変更したりすると良いでしょう。
なお、人が洗髪するときのように、シャンプーの原液を直接肌につけ、皮膚をこすって泡立てる方法はおすすめしません。こすることで皮膚を傷めたり、原液が付着した部分だけが強く脱脂され、皮膚刺激性が増す可能性があるためです
犬も人も、部分洗いが無理なくできるようになったら、全身洗いにチャレンジしてみましょう。
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