ホリスティック豆知識Blog
2026年08月22日(土)
犬と猫の「基礎栄養学」は、ペットのお仕事でどう役立つ?

ペットの健康をサポートできるプロを目指したいなら、食事の知識を持つことは基本中のきほん。そのベースとなる知識「犬猫の栄養学」は愛犬愛猫の健康寿命を延ばしたい飼い主様の気持ちに寄り添える「説得力のあるアドバイス」を可能にします。
栄養学をアドバイスに使う、具体的な活用シーンをご紹介します。
ダイエットや体重管理の具体的なアドバイスに

健康志向の飼い主さまが増えたとはいえ、まだまだ肥満の犬や猫の多さが気になります。
肥満だと気付いていても、「食べることが好きだから、量を減らしたり、おいしくないごはんに変えたりするのはかわいそう…」と食事の見直しに踏み切れていない方も。
犬と猫の栄養学の知識があれば、年齢・体重・生活スタイル、去勢・避妊の有無などに合わせて「1日あたりの必要エネルギー量」を計算してその子の適切な食事量の目安をお伝えし、現時点の食事やおやつの総カロリーとどれくらい乖離しているかを知っていただけます。
また、肥満の原因となりやすい「おやつの与えすぎ」を防ぐ具体的なアドバイスも可能です。例えば、「おやつは1日の必要エネルギーのうち10%までに抑えて、そのカロリー分、ごはんを減らしましょう」といった工夫もお伝えできます。
与えすぎがどの程度なのかがわからない方が多いため、今与えているおやつのカロリーを確認していただき、どれくらい減らしたらよいのか計算できるようにするのです。
あわせて「ボディー・コンディション・スコア(BCS)」を使った体型チェック法もお伝えしておけば、飼い主さま自身が日頃から体型の変化に気づき、ベストな体重をキープできるようサポートできます。
もちろん、一方的にアドバイスをするのではなく、ある程度信頼関係ができているお客様にさりげなくお伝えしたり、カロリーチェックを促すイベントコーナーや啓蒙チラシの配布などで、上手に気付いてもらえるといいですよね。
シニア期の水分補給や食事の工夫で、健康な毎日をサポート

人と同様に、犬も猫もシニア期になるほど食事が与える心身への健康への影響が大きくなります。
歳をとるにつれ細胞1つ1つが老化し、それに伴い筋肉、内臓、脳など今まで健康を支えていた仕組みが少しずつ退化することでQOLが低くなったり、行動が変わったりしていきます。
だから、食事ケアは老化に伴うQOL低下をカバーするために欠かせない要素。
例えば「健康であれば、シニア期こそ筋肉量を落とさないために良質なタンパク質が大切」という考え方や、「消化力が落ちがちなシニア期には、ごはんを柔らかくしたり、回数を分けて与えたりする食事ケアのアドバイス」、「水分不足を自覚しにくいシニア期には、ドライフードメインの食事の場合はより水分不足になりがちなので、食事での水分補給の工夫が必要」など、手軽で効果的な食事の工夫を具体的にアドバイスできます。
サプリに頼る前に「食事の土台」を見直す提案ができる
飼い主さまから「気になる体調があるので、どんなサプリメントがいいのか知りたい」と相談されることってありますよね。ただ、サプリメントはあくまで「食事で充分に補えない成分をカバーするため」に与えるもの。まずは「毎日のごはんの食材の質や栄養バランス」を確認する大切さをアドバイスできます。
例えば、「便の硬さやにおいは、お腹の健康バロメーターですよ」とお伝えしながら、今のごはんがその子の体質に合っているかを一緒に確認し、必要に応じた食事の見直しへスムーズに導くことができます。
いかがでしたか。
犬と猫の栄養学の知識は、ただフードやケア用品をおすすめするだけでなく、その子の体質や暮らしに合わせた「食と健康のトータルアドバイス」を可能にしてくれます。飼い主さまから深い信頼を寄せられるプロを目指してみませんか。
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