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2020年09月24日(木)

豆知識

与え方に注意、犬におすすめ「秋の食材」

秋の味覚

秋が旬の食材といえば、みなさんはどんな食べ物を思い浮かべますか?

・サケ、サンマ、イワシなどの魚
・シイタケ、シメジ、マイタケなどのキノコ類
・サツマイモ、山芋、里芋などのイモ類
・梨やりんごなどの果物

など、様々な食材が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

 

ちなみに、上記に挙げた食材は、犬も食べられるってご存知でしたか?
秋は海の幸、山の幸問わず、様々な種類のおいしい食材を楽しむことができる季節です。

 

犬にも猫にも、いつもの食事に少しトッピングするところからスタートし、オーナー(飼い主)と一緒に秋を楽しんでみませんか?

ただし!人が食べるのと同じ感覚で与えてしまうと、過剰摂取になったり栄養バランスが崩れてしまうことも。犬や猫の食事の基本を理解した上で、秋の恵みを取り入れることが大切なんです。


秋のおすすめ食材

■サケ:

鮭

ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンEが豊富。EPA・DHA、アスタキサンチン(抗酸化物質)やビタミンD補給源として貴重な食材です。塩分の少ない生鮭を選ぶようにします。ただし、ビタミンDは身体に蓄積されるため、毎日与えるならほんの少量にすることを忘れずに。

 

■イワシ:

いわし

犬のみおすすめの魚。赤身魚であり青魚。DHA・EPAが豊富。脂肪分が多く、旨味が強い。カルシウムがアジの3倍あり、ビタミンDも豊富。酸化しやすい脂質なので、抗酸化作用のある緑黄色野菜と組み合わせるのがおすすめです。


■マイタケ:

食物繊維、ビタミンB群が豊富。栄養価はキノコ類で一番高いと言われている。抗腫瘍効果が期待されるβ-グルカンが豊富。
キノコ類は消化しにくいため、様々な食材を食べるのに慣れてきた頃に与え始めるのがおすすめ。その時もジューサーでペースト状にしたり、細かく刻むなどの工夫が必要です。


■サツマイモ:

手作り食初心者のパートナー(愛犬)にもおすすめの食材。
食物繊維、糖質、ビタミンC、ビタミンEが豊富なほか、ビタミンB群、カリウム、カルシウムなども多く含んでいる特徴があります。比較的嗜好性が高いので、おやつ替わりや、食欲が落ちている時の手助けにもおすすめ。


手作り食を始めるなら、トッピングから徐々に切り替えを

こういった食材をふんだんに取り入れるために、手作り食を始めたい!と考える人は多いもの。ですが、手作り食に変える際のパートナーの反応はさまざまです。まずはトッピングからチャレンジしてみましょう。フードとトッピングの量については、3 つのステップがあります。パートナーに合ったものを選んでください。

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1. 市販のフード(総合栄養食)は、それだけで栄養バランスが整っている食べ物です。そのため、トッピングの内容や量によってはその栄養バランスを崩してしまいます。まずは、野菜スープや鶏肉の煮汁をフードにかけるところからはじめてみましょう。


2. 次に、フードの給与量を1 ~ 2 割程度減らし、代わりに少量の手作り食をトッピングしてみましょう。特に野菜類は癖の少ないものからはじめて、パートナーが慣れてから、いろんな素材を試してみます(例:フード8 割、手作り食2 割)。


3. 胃腸が丈夫で嗜好性にも問題がないパートナーの場合、フードの1/4 量を手作り食に置き換えて1 週間ほど様子をみます。問題がなければ、次の週はさらに1/4 量を置き換え、約1 ヶ月かけてドッグフードから手作り食に変更しましょう。胃腸がこれまでの食事に慣れているため、少しずつ慣らしていくと胃腸の負担が軽く済みます。

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手作り食は、自己責任で行うものです。完全に手作り食に切り替わったのちは、栄養バランスがとれているかや、体質に合っているかどうかについて知るために、定期的に健康診断を受診したり、不安な場合には獣医師にも相談したりしながらすすめていきましょう。

 

あっという間に訪れる寒い冬に万全の身体で臨めるように、秋は栄養満点の食材をおいしく健康に食べさせてあげましょう。

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