ホリスティック豆知識Blog

2018年07月10日(火)

豆知識

夏、愛犬の皮膚はこれで守る!

夏は犬の皮膚に関するトラブルが増えてしまいます。

その理由は、皮膚トラブルの発生要因として気温や湿度が大きく関係しているからです。また、夏はノミやダニが活動・繁殖しやすい気温と湿度であるため、トラブルが増えやすくなります。

夏の皮膚トラブルは「痒み」を伴うものが多く、ほかの部分にまで影響を及ぼしてしまいます。

例えば

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痒くてぐっすり眠ることができない
 ↓
睡眠不足になる
 ↓
免疫力が落ちる
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まるで負のスパイラルですね!この負のスパイラルを断ち切るために、ホリスティック(全体的)な視点から私たちにできることがあります。

◆こまめに掃除を行う
多くの場合、皮膚トラブルはウィルスや菌への感染、ノミ・ダミが原因となっています。これ以上感染源が繁殖・増殖しないようにこまめに掃除をしましょう。特にノミは暗いところを好むため家具の隙間や陰となる部分は念入りに行いましょう。

◆痒みをコントロールする
適切な診察を受け、薬を飲んだり塗ったりするのはもちろんのことですが、必要であればこまめにシャンプーを行います。シャンプーするときのポイントは、皮膚をこすらないこと。たっぷりと泡立てた泡で優しく身体を包むように洗います。
また、ハーブを使ったケアも有効です。ハーブとはさまざまな薬効をもつ「薬草」です。「抗炎症作用」のある成分を含む「ジャーマンカモミール」「カレンデュラ」がおすすめです。

◆虫よけ対策をする
アロマテラピーの精油には虫を寄せ付けない「昆虫忌避作用」を持つものがあり、代表的なものに「レモングラス」「ゼラニウム」「ラベンダー」「ユーカリ」などがあります。それらの精油を使って「虫除けスプレー」を作り、散歩する前後に犬の身体にスプレーし、ノミがつくのを防ぎましょう。この時のポイントは2つあります。
 1.散歩の前にしっかりスプレーし被毛にすり込むこと。
 2.散歩の後、家に入る前にも再度スプレーしノミを払い落とすこと。

※屋内でスプレーを行うとノミも屋内にとどまってしまうため、屋外で行いましょう。

 

夏は、皮膚トラブル以外にも、暑さが原因で食欲が落ちるというトラブルが多くみられます。
いつもと比べてごはんを食べるスピードが遅い、残してしまう、などは食欲が落ちているサイン。香りをだすように少し温めたり、好物の食べ物をトッピングしてみるのもひとつの手です。

愛犬の変化はいつも一緒にいるあなたしか気が付かないこともあります。様子をよく見て適切なケアをしてあげましょう。

(ライター みなみちかこ)

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