ホリスティック豆知識Blog

2019年02月20日(水)

豆知識

プロが取り組むサービス改善 『ペットシッター編』

一般社団法人ペットフード協会が毎年実施する飼い主調査「あったらいいなと思う飼育サービス」で、ここ数年最多数を占める回答が「旅行や外出中のペットお預かりサービス」。そんな背景を受けて、ペットシッターやペットホテルなど、さまざまなお預かりサービスが増えています。

ただ、歴史が浅く、まだまだ発展途上のお預かり市場。お仕事に携わるプロが日々さまざまな課題に向き合い、解決しながらよりよいサービス提供に努めています。課題はたくさんありますが、前例が少ない分、独自性や差別化のポイントも見出しやすい仕事だともいえるでしょう。

今回、そんなペットのお預かりサービスを実施する企業の1つ「グリーンマム」で働くペットシッターさんが集合する勉強会が開催されました。

 

勉強会の目的はこちら。

◎サービス向上のためのスキルアップ講習
◎シッター同士によるお仕事上の課題やお悩みの共有と解決
◎コミュニケーションを深める(シッター間、シッターとグリーンマム間)

勉強会の取材を通じて、お預かりサービスの課題に対し真摯に取り組むペットシッターさんたちのお仕事事情をご紹介します。

ペットシッターが向き合う高齢犬のお預かり

今回の勉強会のスキルアップ講習のテーマは「高齢犬の介護」。
このテーマを取り上げた理由は、まさに介護を必要とするような犬のお預かり依頼を受けるケースが増えつつあるためです。ペットシッターは「お預かりサービス」ですが、預かっている間はその動物の「日常的なお世話をするサービス」でもあるため、増加する高齢犬に関する知識は必須。シッターによって知識やスキルはさまざまですが、一定レベルに引き上げる必要があります。

ここで知っておきたいのは、ペットシッターが「介護が必要な状態というのはどんな場合か」という知識を持たずして、お預かりする動物が介護状態にあるのか否かを事前に判断できないということ。

例えば、こんなケースが考えられます。

■「ご飯は自分で食べられる」とだけ聞いていたわんちゃん
⇒食べられるのは事実だが、実際は寝たきりで介助(立たせるなど)が必要な場合がある

■「介護が必要」とだけ聞いていたわんちゃん
⇒実際には認知症があり、徘徊に対するケアなどが必要な場合も。認知症の有無は確認が必要

 

パートナー(愛犬愛猫)のお世話に慣れているオーナー(飼い主)が、「自分自身が日々行っていることが介護なのかどうか」を判断して事前にシッターさんに伝えるのは難しいこと。だからこそ、預かる側のプロが知識をもってヒアリングし、しっかりお世話内容を引き継ぐ必要がある、というわけです。

また、ペットシッターが犬を介護するのではなく、オーナーが介護をしている間に家の用事を代行するケースもあるそう。ペットシッターの活躍のしどころは様々です。

食事介助など本当に介護が必要な場合、知識や経験がない状態で受けてしまうと誤嚥などの事故につながってしまいます。ですので、ペットシッターに必要なスキルは「介護の正しい知識・手法」「自分が引き受けられる内容か否かを判断できるスキル」だといいます。引き受けられない場合はオーナーに正しく伝え、時にはお預かりをお断りしたり、スキルがある別のプロを紹介する必要があります。

実際にあったケースですが、持病のあるパートナーのお預かりの依頼で、お世話内容として「今は体調が安定しているが、発作が出たら酸素室に入れてほしい」ということがあったそう。このケースは、生死に関わる判断をシッターが行うことになるため、お断りしたそうです。

今回の講習会では、動物の介護士や動物看護師の資格を持つペットシッターが講師役になり、「介護における食事」をレクチャーしました。すでに介護について学んでいる人もそうでない人も、真剣な表情でメモを取っていました。

普段1人で活動するペットシッター。みんなが感じる課題は?

勉強会では、ペットシッター同士による仕事で感じた課題や悩みを共有し合う時間もありました。
そこではこんな意見が出ました。

■1人で仕事をしていると孤独。
■「今日のお預かりはこれでよかったのか」や「こんな時どう対応する?」というちょっとした相談をすぐにできる相手がいない。

また、こんな意見も出ました。

■オーナーと世間話をすることが多いが、その中で愛犬の健康に関する悩みや、おすすめのペット用品は何かなど、幅広い質問を受ける。ペットのプロとして信頼を得られるよう、幅広い相談に対応できるスキルをもっと上げたい。

 

1人で仕事をするということは、「自分で色々決めて動けるのでやりがいが大きい」「勤務時間を自分で決められるので自由度が高い」などメリットもありますが、切磋琢磨する同僚やアドバイスをもらえる上司が身近にいないという不便さもあります。グリーンマムのペットシッターさんは、グリーンマムの仕組みを利用しつつも普段は1人でお仕事をしている状態。今回の勉強会はそこを埋める大切な時間になったようです。

課題を解決しながら、よりよいお預かりサービスに

今後、グリーンマムでは引き続き勉強会の機会を設け、ペットシッターさんが切磋琢磨する機会を設けていく予定とのこと。
ペットシッターは、大切なパートナーを預かったり、ご自宅にお邪魔することもある『信頼』が絶対条件となるお仕事です。そのために必要な努力をシッターさん個人で行うことはもちろん、みなさんの活動を支える企業のサポート(今回はグリーンマム)が合わさって、さらによりよいサービスにしていくことができますし、シッターさんも安心してお仕事ができるということがわかりました。

どんなお仕事や活動でも、「現場から学ぶこと」「お仕事しながらのスキルアップや課題解決」はつきもの。それが自分の成長につながりますし、楽しくもある点ですよね。
みなさんは知識やスキルをつけて、将来どんな活躍やお仕事を目指したいですか?

(講座事務局 草田)

 


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